パラマウント楽代

「きのうのはなし。寝て起きて寝て起きてもう訳が分からなくなった。朝は何処だよ。浅はかだよ。社会に上っ面だけごめんなさいして、君を抱き寄せる。そんな歌が歌いたい。どんな歌だよ。喉の奥の痛みを誤魔化す為に、がぶがぶと様々な飲み物を摂取する。治れ治れ俺俺俺。世界一可愛いよ、だなんてそんな分かりきったこと今更言うなよ。最近の歌は馬鹿の為に多少賢い奴らが作っているから、つまらねえ。多少でもロックとやらの精神を持っていると自負しているバンドマンたちはそこに反抗していこうや。世知辛い世の中だぜこんちくしょう。世界を知らないのは辛いことなのか。皆頑張っているのを俺は知っているよ。でも、もっと頑張らないとだめってことみたいだなあ。シニタイヤツハシネ。
うどんに生姜をたっぷり入れてすぐに寝たよ。そう、これはきのうのはなし。きのうのはなし。
きょうは早起きをした。俺のこのかっこいいオートバイをあんたの空いてるスペースに置かせてくれよ。金は払うからさ。というお願いをしてやった。すると社会は快く受け入れてくれた。その代わり三ヶ月分前払いな、と脅された。くそう。俺の世田谷ベースは何処に行っちまったのだ。あー。このくそったれ馬鹿バンドマンが。筋トレでもしてろ。むきむきになるのは良いけど、すぐにむきになってはいけないよ。なあんて。
はやく夜にならないかなあ。どんな時間になるだろう。わくわくするなあ。パーソナルなカンピューターをかたかたしながら夜を待つ。」