終列車

十月二十一日 金曜日



朝は早起き。起き抜けに外へ飛び出す。余計なお世話をしたがるお年頃。無駄でも良いのです。ビターよりもミルク派な僕にはぜんぜん苦ではないのです。甘い方が良いものね。甘過ぎはちょっと苦手だけども。




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午後は下北沢という可愛い風の子がたくさんいる街へ出掛ける。
下北沢が好きなんだ。うん。きっと好き。
行ってみたかったカレー屋さんへ行った。
過度の期待をしてしまった。
僕のいつもの悪い癖です。きっともう行かないのだろうなあ。ほんとにそんな店ばかり。特にラーメン屋ね。別にまずくはないんです。ただ、普通。なだけであって。これに800円とか出すなら日高○で充分だなあ、と思ってしまうのです。というか日○屋すきだし。とんこつ最高だよ。
でもそこのカレー屋さんのカレー。僕の好きなミュージシャンの方は、「食べる度に生きてて良かったって思う。」って言ってたなあ。
ううむ。
食べ物だけではなく、音楽とかぜんぶそうだけど皆が美味しいとか良いって思うものに共感出来ないのは、自分の感性が世間とズレているのかなあ。なあーんて話を先輩とよくするのだけども。
まあ、どうなんでしょうかね。





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夜は久々に埼京線に乗っておばあちゃんに会いに行った。
生まれたときからこの電車にばかり乗っていた。通っていた高校も最寄り駅は埼京線だった。埼京線は混むとか、痴漢が多いとか、終電が早い、とか色々文句を言われておりますが、まあ好きですよ。
埼玉県と東京都を繋いでいる電車。名前も分かりやすくて良いね。

おばあちゃんってやっぱり特別だなあ。元気なうちに売れたいね。
うん。そう思う。






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日付が変わって本日は撮影也。
かっこよく決めるぜ。
皆さまお楽しみね。









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それにしても僕はこんな時間に電車に揺られ、何処へ向かっているのでしょう。
革ジャンなんて着ちゃってさ。




「なんとなく会いたくなって 風の便り あの娘へと。」


答えはサニーデイ・サービスに聞いてくれ。